なぜ預金解約払戻しは面倒なのか

相続手続きにはほとんどの場合、銀行などの預金解約払い戻しの手続きがあります。
なぜ預金解約払戻しは面倒なのか理由を挙げてみました。

必要書類が多い

・被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
・相続人の現在戸籍謄本
・相続人全員の住民票もしくは戸籍の除票及び被相続人の住民票の除票
・相続人の印鑑登録証明書(金融機関によって有効期間が様々)
・遺言書(自筆証書遺言で保管制度を使ってない場合は検認手続きが必要)
 もしくは
 遺産分割協議書
・その他被相続人と相続人との関係を明らかにする戸籍謄本
※事前に法定相続情報一覧図を取得すれば複数の金融機関があった場合は、同時並行で手続きができ、便利です。

これだけの書類が必要になり、相続人が多ければ多いほど、それらの書類を用意するのは時間と手間がかかります。

窓口で時間がかかる(金融機関になって異なります)

現在は来店予約を導入している金融機関が増えてきましたが、窓口で待つ時間、手続きの時間が長いというイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。①と同様に手続きしなければならない金融機関が多ければ多いほど、時間を要します。

金融機関ごとの書式を記入・提出する必要がある

①の書類とは別に金融機関ごとに名称は異なりますが、相続届などの独自の書類を記入、提出しなければなりません。
金融機関ごとに記入する必要があるので、手続きする金融機関が多ければ多いほど苦労します。また、書類に不備があれば、その都度来店や郵送でのやり取りが必要となります。

各相続人への振込手続きが大変

各相続人の相続分に応じて、各々の口座に正確に振り込む必要があります。相続人が多ければ多いほど、計算や振込み手続きに苦労します。

代表的なものを挙げてみました。
時間と手間がかかる手続きですので、専門家に依頼し、効率的にストレスなく手続きを済ませるのがベストではないでしょうか。

Follow me!