夫婦のどちらかが永住者（永住権）、もう一方が技術・人文知識・国際業務（技人国）などの就労ビザを持っている場合、 子どもの在留資格は「どちら側に合わせるのか？」がよく相談されます。 実務上は永住者側が基準となるケースが多く、許可年数も安定しやすいのが特徴です。

1. 子どもの在留資格はどれになる？

① 日本で出生した場合

一般的には永住者側のルートが優先されるため、以下の優先順位になります。

2. 許可年数はどう決まる？

① 永住者の配偶者等（子）

② 家族滞在

3. 永住者側での申請が有利な理由

4. 実務で注意すべきポイント

① 出生から30日以内に入管手続きを開始

期限を過ぎると「在留特別許可」扱いになる可能性があり、難易度が上がります。

② 扶養者（生活を支える中心）はどちらかを明確に

生活費の負担者は永住者 or 技人国のどちらか、書面上明確にします。

③ 親が別居状態の場合

別居理由・生活実態の説明書が必要になることがあります。

④ 収入が低い場合の補強資料

5. ケース別まとめ

ケース①：父が永住、母が技人国

→ 子は永住者の配偶者等（子）が最有力。

ケース②：母が永住、父が技人国

→ 同様に永住者側ルートが優先。

ケース③：永住者側の収入が低い場合

→ 技人国側の収入資料も併せて提出すれば問題なし。

6. 結論：子どものビザは「永住者側が基準」になることが多い

一般的には、永住者の子として申請する方が審査が安定しており、 長めの在留期間（3年・5年）が出やすい傾向にあります。 技人国側の就労状況に左右されない点も大きなメリットです。

When one parent is a Permanent Resident (PR) and the other holds a work visa such as Engineer/Specialist in Humanities/International Services, the child’s visa category is generally based on the PR parent, which provides more stability and often longer residence periods.

1. Which Visa Will the Child Receive?

① If the child is born in Japan

2. How Immigration Determines the Residence Period

1) Spouse or Child of PR

1, 3, or 5 years. Longer periods are common for newborns.

2) Dependent

Completely follows the working parent's visa.

3. Why the PR Route Is More Favorable

4. Practical Points to Watch

Apply within 30 days of birth, prove financial stability, and clarify which parent is the main supporter.